アメリカのオンライン大学であるUniversity of the People(UoPeople)でComputer Scienceの学位を取得すべく、この6月から英語力を証明するためのクラス(ENGL 0101)を受講していた。TOEFLなどである程度のスコアを持っていればこのクラスが免除され、最初の講義を受講できる。だが私がそんなものを持っているはずもなければ、まともなスコアが取れるわけもない。だからこのクラスでヒヤリングとスピーキングを免れた上で取り組もうと企んだわけである。文書ベースで受講できるUoPeopleだからこそ狙えるのである。
さて、UoPeopleやENGL 0101がどんなものなのかは他の情報源に譲るが、2週間前ほどにFInal Exam、つまり最終試験があった。試験前までは若干のミス等ありながらもそこそこの調子で進め、あとは最終試験でボーダーライン（50/100）をクリアすれば無事に合格であった。最終試験は3割のヒヤリングを含む選択回答問題中心とのことで、ヒヤリングが全くダメな私は最初から心配であった。でもまあ、選択回答中心だし、講義内の小テストも難易度が低かったこともあって、まあ何とかなるだろうと考えていた。で、最終課題が終わり試験対策でもしようかとWebを調べていたら、雲行きが怪しい情報ばかりが出てきた。
- TOEIC600点くらいだと厳しいかも
- 3年前にTOEIC800点だったが、Final Examは56点だった
そしてこのFinal Examの正体が"Oxford Online Placement Test"というものだという情報にいきつく。このテスト、名前の通り英オックスフォード大学がEU圏での英語力を表す目的で運営されているようで、まあ要するに数多ある英語力テストの１つなのである。いやいや、この手のテストがないからチャンスがあると思っていたのだが。。。
私の英語力のMAXは恐らく大学受験をしていたときで、そのときの英語力を英検で言えば、筆記は2級は問題なくクリアできるが、ヒヤリングは全くダメ、というもの。その時にTOEICを受けたとしても良くて500点台だったのだろうと思う。MAXがこれなのに、今この手の試験を受けて及第点以上のスコアを取れるわけがない。で、この試験のサンプルがないかと探してみたら、italkiという言語学習サービス経由で$10で受験できることが判明。早速受けてみると、、、3割程度しかできない（笑）。冷や汗なんて出ませんよ、笑っちゃいましたよ。ってか、出願する前にこれ試してたら多分諦めてただろうなあ、と。
もうこりゃダメだな、なんて思いつつ本番を迎えたわけですが、無論ヒヤリングは全くだけど文章問題はほぼ出来た気がしたのでもしや、のわけがなく撃沈。あえなく落第になったのでした。
さてこれからどうしたものか。前に書いたように、英語力の検定試験でスコアを出さなきゃいけないのならその対策をしなければ当然ダメなので、そもそも諦めていたと思う。でも、これが乗り掛かった舟というものか、英語の勉強して悪あがきしてみようかと思っている。最近の英語学習環境はずいぶん発達しているようで、無料でもいろいろなサービスがある。とりあえずは中学英語の3年生用の教科書（NEW HORIZON）を音読＆丸暗記しながら文法の学び直しをしつつ、それだけでは絶対に集中力が持たないから、DuolingoやLingoDeer、Cakeといった無料で使えるサービスで少し遊び心を持ちながらやっていこうと思う。とりあえず2か月後にどのくらい力がついているかでその後を考えようと思う。ある程度目星がつくようであれば、ENGL0101の受け直しか、Duolingo English Proficiency Testにチャレンジしようと思う。Duolingoのテストは$49+税、60分のオンライン受験で結果もすぐに分かり、成績も大学にそのまま送ることができるという優れもの。無料の練習テストも受け放題。ただしスピーキングもあるので私にはキツイかな？いずれにしても、しばらくは英語の勉強が頭の中心にくる生活になる。今はニートみたいなものなので、ある程度集中して取り組んでみよう。人生の中で今が一番英語の勉強をやる気になっているしね。
最後に、UoPeopleの学生になるために必要な英語力について簡単にまとめておく。
・英語力を示すためのクラスであるENGL 0101をパスするためには英オックスフォード大学のOxford Online Placement Test（以下OOPT）という試験で50点以上が必要（それ以外は普通に取り組めば、日本の大学生なら誰でもできるくらいのもの）
・OOPTはitalkiという語学サービスで$10で受講可能（ただしこの結果をENGL 0101に適用できるわけではない）※1
・ENGL 0101を免除する方法は3つあるが、教育機関で勉強する以外では規定の英語能力テストのスコアが基準を満たせばOK。例えば英検準一級、TOEFL PBTなら500点など ※2
・英語能力テストの類で最も敷居が低いのは"Duolingo English Proficiency Test"。受講料$49+税、60分のオンライン試験、試験結果をそのまま大学に送付可能、無料の練習試験を受け放題、などなど。ただしスピーキングのテストもあり。※3
※1
https://www.italki.com/languageassessment/opt
※2
https://catalog.uopeople.edu/.../unde.../application-process
※3
https://www.englishtest.duolingo.com/home
