2013年12月28日土曜日

地域活性化とCSR

私が小学生の頃、実家には自動販売機が設置してあった。その販売機の横にはゴミ箱としてダンボールの空箱を置いていた。私がゴミ箱を見ると、いつもどこか別のところで買ったと思しき空き缶が捨てられていた。私はそれを見て、なんだか人のゴミをウチが捨てるなんて馬鹿馬鹿しいことだよなあ、などと思い母に聞いたことがある。すると母はこのようなことを答えたように覚えている。

「ウチの販売機でゴミ出してるんだから、その分ウチで片付けなければいけないだろ」

当時の私には何のことだかさっぱり分からなかったような気がするが、さすがに今となっては当然のことだと思う。


ここのところ車で遠方へ行く事が多く、道中で道の駅を始めとする各種施設に休憩のために寄ることが多い。が、ここで気になるのがゴミ箱周辺にある表示だ。よくあるのが、ここで買ったもののゴミ以外捨てるな、という主旨の張り紙。こういうものを掲示している事業体って私に言わせれば「我々は倫理観の低い事業体です」と自ら言っているようなものだ。道の駅なんて多額の税金を投入して設置されているのに、自分たちは無尽蔵にゴミ排出する分際で他からのゴミを捨てるな、などとは言語道断も甚だしい。

コンビニのゴミ箱には「家庭ごみは遠慮ください」という旨の掲示を見かけるが、これは理解できるものだ。コンビニのゴミ箱ような捨てやすい環境だと家庭ごみを捨てる輩などいくらでもいるだろうから。しかも彼らは私企業なのに家庭ごみ以外のものを受け入れる準備ができているのだから、利用者としてはむしろ有難いことだ。また、純然たる私企業が自分たちのゴミ箱に何でも受け入れる必要などまるでないと思う。しかしながら、道の駅のような公共性の高い、公金がたっぷり入れられた施設はどうあるべきなのか?CSR(企業の社会的責任)という言葉が一般的になって久しい昨今でもこの現状なのだから聞いてあきれる。

私は母を尊敬し、外からのゴミを受け入れない道の駅などの事業体を軽蔑する。地域活性化というと倫理的にも全肯定されるような印象があるが、私は軽蔑する事業体によってなされる地域活性化など成功してほしくないし、むしろ滅びてしまえ、と思うのである。

2013年12月4日水曜日

商品開発のステップのメモ

1. ジャンルを決める→トレンド
2. ターゲットを決める→30~50代
3. ネーミング、パッケージを決める→これらは一体
4. クオリティを決める→味
5. 価格を決める

ネタ元:勝山良美『ヒット連発のおみやげプロデューサーが教える最強「ご当地定番」の作り方』日本実業出版社