2013年10月29日火曜日

協力隊の交流の場が無価値(未満)なワケ

地域おこし協力隊をやっていると、

「他地域の協力隊との交流の場はないの?あるといいのに」

ということは必ずというほど聞かれる。で、それに対する私の答えは

「いらないです、クソの役にも立たないので」

もちろんもっと大人しい言葉で伝えるが。

今日、たまたま見かけた協力隊員のブログに村落LLPが平成23年に実施したアンケートの一部が紹介されていた。そこには不満らしきことが書かれているのだが、それらはそもそも、

  • そもそも総務省が提示している地域おこし協力隊の制度趣旨を見たとは思えない
  • さらに、自治体に自分が何を期待されているのか確認していない
  • 一人で活動できない
  • 自律的に活動できない
こういう連中だということが読み取れる。具体的に書いていこうか。
【Q.地域おこし協力隊の事業内容(ミッション)と現実のギャップは?】
55%がギャップがあると回答
【A1.特に地域住民から強い要望があったわけではなく、また市での強い思いがあるようでもない様子】
【A2.ほとんどが草刈りや農作業の補助などで作業者に過ぎない。提案や政策を考える時間はなく、協力隊とは結局、何を求められているのかが活動期間2年を迎えようとしている現時点で全くわからなくなっている】
まあ、A1は単なる印象なので特にないが、A2はまず「草刈りや農作業」を求められてるんじゃないの?「提案や政策」こそが自分のミッションだと勝手に解釈しているだけでしょ。「話しが違う」ということならまだしも。
【Q.役場担当者・部署との意識共有は?】
33%は距離を感じると回答
【A1.完全放置状態】
【A2.「いっしょにやろう」という感情を感じない】
これは33%しか距離を感じると回答していないのがむしろ驚きだが、A2「「いっしょにやろう」という感情を感じない」というのは何なんだ?何をしているのかしらないが、一緒にやろうと感じられないといけないのだろうか?一人で自律的に活動できるならこんなことどうでもいいはず。むしろ一緒にやろうなんて思ってほしくないからね、私の場合。
【Q.役場以外に相談相手は用意されているか?】
74%がいいえと回答
【A1.ビジョンの無い地域に制度として送り込んでも効果がないので、事前に総務省の担当者と第三者機関の有識者を協力隊を募集している役場に送り込み、チェックすることが必要である】
【A2.役場の担当者以外にアドバイザーが欲しい。なぜなら担当者は役場寄りなので、本音で相談できないから】
A1は典型的な「前提条件が一人よがり」なケースでしょ。単に定住して欲しいとか単に人出と金が欲しいだけの地域ならビジョンなんて必要ない。なんでアンタの前提条件に従ってチェックなんてしなきゃいけなんだ?A2は意味不明だが、本音を出さないようなヤツに親身に相談に乗ろうなんて人はプロのカウンセラーの類だけだろうから、金で解決しろや、とか言いたくなってしまう。
【Q.任期終了後の不安については?】
58%があると回答、20%はなんとも言えないと回答
【A1.地域おこし協力隊という行政担当者が喜びそうなキーワードを振りかざして地域活性化をしている気分に浸るのではなく、現実的に何が必要なのか、(特にお金、起業資金、起業に関するノウハウ)3年後にどうしたいのかを役場と協力隊が共有し、それに向かって全力で向かっていかないといけないと思う】
【A2.役場の協力体制が不十分な感じを受けますので、この土地を好きになれない可能性があり、違う町に行くなんてこともあり得ます。人を呼んでおいて何のカリキュラムも無いというのは失礼です】
QAがマッチしてないと思うが。。。A1はそういう気分に浸りたいだけでしょ?A2は何の確認もせずに協力隊になって税金貪っているアンタのほうがよっぽど国民に失礼だ。

というわけで、書いているうちにどんどん不愉快になって言葉が汚くなってきたが、協力隊の集まりに出てくるような連中は大半がそもそも前提条件がおかしく、かつ自律的に活動できないのであって、協力隊の集まりでこういう子供じみた「不満」を共有したいだけなのだよ。そんな場に行って何の価値があるのだろうか???